東大阪市を拠点に全国で塗床工事を手がけている株式会社テンマ。昭和52年設立で現在45期目という老舗の工事会社で、長年培ってきた高い施工技術と豊富な実績から、全国で引き合いのある評判の工事会社だ。もともと仕事獲得の流れは紹介やリピーターが主だったが、「CAREECON 集客」を活用した集客施策を行うことにより、業績を大幅に伸ばすことができたとのこと。今回はその成功の背景と同社の成長戦略について紹介する。

古い自社サイトのリニューアルが快進撃のきっかけに

社員数5人で年間3,200件もの工事を請負う塗床工事の専門会社。十分な仕事量がある同社にとって、Web集客の一歩を踏み出すきっかけは、展示会への出展だった。

「当時の自社サイトは、いわゆるひと昔、ふた昔前のデザインでした」と藤井専務は語る。

いくつもの制作会社の中から、専門知識なしで操作できる簡易性と高いカスタマイズ性、SEO/MEOの強さから、ブラニューのCMS「CAREECON 集客」を選択。さらに「間口を広げればもっと仕事を増やせるのではないか」ということでBtoB集客に特化した運用プランを追加契約したところから、同社の快進撃が始まった。

社員5人で売上3億円から社員7人で6億円を達成するまでに

運用施策ではWeb広告の運用とコンテンツマーケティングを実施。するとサイトへの訪問者数はプラン導入前と比べて4.5倍に増え、お問い合わせ件数も倍増。さらにインターネットで獲得したお問い合わせを確実に成約へとつなげるために新たな営業人員も2名採用。その戦略が実を結び、現在の年間工事件数2,500件につながったという。

「いきなりではなく徐々にですが、本当に仕事が1/3増えた感じです」と藤井専務。

CAREECON 集客からの問い合わせも狙い通りの「塗床工事の見積り依頼」。しかも、利益率の高い施主直の依頼が増えているとのこと。結果、3年前に社員5人で3億円強だった売上が、今では社員7人で6億円を超えているという。

工事受注の流れが軌道に載り事業を次のフェーズへ

Web集客から工事成約する流れを確立し、軌道に乗せたところだが、同社はすでに事業を次のフェーズへと進めている。

「3年前までは売上5億円を目指そうと言って達成できたので、次は10億円という目標を掲げています」と藤井専務。その実現に向けて、建設業許可をこれまでの内装仕上げ、防水、塗装工事の3種類から13種類にまで広げ、工場1棟を丸ごと請負える体制を整えたとのこと。

今後も少しずつ人員を増やして、より多くの仕事を請けられる体制を整えていくとのこと。事業拡大に向けて新たなチャレンジを続けている同社に、引き続き注目していきたい。